1.コンピュータウィルス感染の対策と感染時の対応

はじめに

コンピュータウイルスは、電子メールやインターネットの閲覧以外にもUSBメモリーなどの記憶媒体から感染する場合もあり、ウイルスのタイプによってさまざまな方法で感染します。ウイルスに感染してしまうと、内部のシステムの破壊や他のコンピュータへの感染などの活動が行われます。
ウイルスの被害を事前に防ぐためにも、日々の基本的な対策を心がけましょう。

コンピュータウイルスからの感染を防ぐための基本的な対策をそれぞれ解説します。

コンピュータウイルス感染の対策

コンピュータのOSやソフトウェアは、プログラムの不具合などを引き起こす情報セキュリティ上の欠陥(脆弱性=セキュリティホール)をもっている場合があり、これが原因となって、不正アクセスや、コンピュータウイルスの感染を引き起こします。

これらを防ぐためにはWindowsなどOSのアップデートをして、最新バージョンを使用する必要があります。普段よりOSやソフトウェアの更新情報を確認しアップデートを行うようにしましょう。

また、次のウイルス感染に有効な対策も行うようにしましょう。

ウイルス対策ソフトウェアを導入する。

ウイルス対策ソフトウェアは、コンピュータの電源がオンであるときには常に起動した状態になり、インターネットで送受信されるデータを常に監視してコンピュータ内のハードディスクや、USBメモリーへの感染を防ぐことができます。

ウイルス対策ソフトウェアを最新のバージョンに更新する。

ウイルスは日々、進化をしていますので、ウイルス対策ソフトのウイルス検知用データは常に最新のものに更新しておく必要があります。また、通常は自動更新されますが、契約期間が切れると、ウイルス検知用データは更新されない場合があります。

契約期間が切れた場合は、速やかに更新の手続きをしましょう。

ウイルスに感染しないために怪しいホームページやメールに注意する。

ウイルスは悪意のあるホームページや、迷惑メールに添付して配布される特性があります。

普段より不審なメールの添付ファイルやリンクなどはむやみに開かない悪意のあると思われるホームページにはアクセスをしない、といった対策を心がけましょう。

総務省にはインターネットを安心して利用をするための情報サイトがあります。
多くの事項と詳細についてはこちらもご覧ください。
総務省「安心してインターネットを使うために 国民のための情報セキュリティサイト」

コンピュータウイルス感染時の対応

万が一、パソコンがウイルスに感染してしまったら次の対応をしてください。

直ちにパソコンのインターネット回線を切断します。

他のパソコンへの感染を防ぐために、ウイルスに感染したパソコンのWi-Fiを切断するなどインターネット回線から外してください。

USBメモリーなどの外部記憶装置をパソコンから外します。

パソコンにUSBメモリー、外付けハードディスクなどが接続されている場合は、USBなどを抜きパソコンから外します。

ウイルスに感染したパソコンを工場の出荷状態に戻す。

ウイルスに感染したパソコンは工場の出荷状態に戻すことで回復します。
工場の出荷状態に戻す方法は、パソコンに付属された取扱説明書や、メーカーのホームページで確認してください。

MUSICヘルプデスクへ相談

ウイルス感染状況や正しく対応できているかを確認するため、MUSICヘルプデスクの窓口までお越しください。