NotebookLM フラッシュカード機能について

NotebookLMの「フラッシュカード」とは?

「フラッシュカード」機能とは、アップロードした資料(教科書、ノート、専門文書など)をAIが分析し、その内容から重要な用語や概念をピックアップした「暗記カード(単語帳)」を生成する機能のことです。


資料をただ読み返すのではなく、AIが作成した「表(問題)」と「裏(答え)」のカードを使って自分自身でテストを行い、「答えを自力で思い出す」ことで知識の記憶と定着を効率的に行うことができます。

「フラッシュカード」機能の3つのポイント

1.暗記カード作成の手間を完全自動化
時間のかかる「資料から重要な単語を探し、カードに書き出す」という作業をAIが行います。資料をアップロードするだけで、数分後には学習準備が整うため、すぐに暗記するフェーズに移ることができます。

2.科学的に効果的な「思い出す学習」を実践
資料をただ眺めているだけでは、知識はなかなか定着しません。この機能は、AIが生成した問題(カードの表)を見て、答え(カードの裏)を「自力で思い出す」という学習ができます。この「思い出す」という行為は、記憶に定着させるための効果的な学習法の一つとされています。

3.要点に絞った効率的な学習
AIは資料全体から、特に重要と思われるキーワード、定義、概念を抽出してカードを作成します。これにより、資料の隅々まですべてを覚えるのではなく、まず核となる部分から優先して効率的に暗記を進めることができます。

フラッシュカード機能の使い方

1.資料をアップロード
NotebookLMに、マインドマップを作成したいPDFやドキュメント、URLなどを「ソース」として追加します。

2.生成ボタンをクリック
画面右側にある「Studio」パネルから「フラッシュカード」を選びます。マークのところをクリックするとカードの枚数や難易度を変更できるカスタマイズ機能が利用できます。「生成」ボタンをクリックします。

3.希望の形式を選択して生成
クリックすると、AIが資料を元にしたフラッシュカードのセットを生成します。あとは、表示されるカード(問題)を見て答えを思い出し、カードをクリックして裏(答え)を確認する、という学習を繰り返すだけです。

フラッシュカードの形式について

【フラッシュカードのカスタマイズ】
(1)カードの枚数
生成するフラッシュカードの枚数レベルを選択できます(少なめ、標準、多め)。
「少なめ」:特に重要なポイントに絞って復習したい時などに最適です。
「多め」:広範囲の知識を網羅的に習得したい時や、特定の分野を徹底的に深掘りしたい場合に役立ちます。

(2)難易度レベル
フラッシュカードの問題の難易度を調整できます(簡単、標準、難しい)。
「簡単」:基礎知識の確認や、新しい分野を学び始めた最初のステップとして。
「難しい」:上級者向けの知識定着や、複雑な概念の応用力を試したい場合に設定し、より深い理解を目指せます。

(3)希望するトピック
フラッシュカードを作成する対象を、資料全体の特定のテーマ、セクション、またはキーワードに限定できます。アップロードした資料の中から、特に学習したい内容に絞り込むために非常に強力な機能です。
フラッシュカードは簡単なカード形式の質問と回答のペアで内容を簡単に確認でき、回答カードの「説明」をクリックするとさらに詳細な解説が得られます。

みなさんも、高校生や中学生のころに自作の単語帳や単語カードを作った経験があると思います。
それをAIを使って作成することもできる時代になりました。この最新ツールをぜひ一度お試しください。