4. 記憶媒体からのウィルス

コンピューターウイルスは、電子メールやインターネットの閲覧以外にもUSBメモリーなどの記憶媒体から感染する場合があり、ウイルスのタイプによってさまざまな方法で感染します。ウイルスに感染してしまうと、内部のシステムの破壊や他のコンピューターへの感染などの活動が行われます。
ウイルスの被害を事前に防ぐためにも、日々の基本的な対策を心がけましょう。

記憶媒体からの感染経路(USBメモリー)

さまざまな記憶媒体でもっとも多く使用されているひとつにUSBメモリーがあります。多くのコンピューターではUSBメモリーを差し込んだだけで自動的にプログラムが実行されるようになっています。この仕組みを悪用したコンピューターウイルスが存在し、感染したコンピューターから後に差し込んだ別のUSBメモリーが感染してしまい、被害を拡大させる場合があります。

ウイルス感染防止のための対策

コンピューターウイルスから感染を防ぐためには、次の3点が基本的な対策です。

ソフトウェアを最新のバージョンにする
コンピューターのOSやソフトウェアは、プログラムの不具合などが起因する情報セキュリティ上の欠陥(脆弱性・ぜいじゃくせい=セキュリティホール)をもっている場合があります。これが原因となって不正アクセスや感染を引き起こします。これらを防ぐためにはWindowsなどOSのアップデートが必要です。普段からOSやソフトウェアの更新情報を確認しアップデートを行うようにしましょう。

ウイルス対策ソフトを導入する
コンピューターがウイルスからの攻撃や感染を防ぐ効果的な方法にウイルス対策ソフトウェアの導入があります。
コンピューターが起動中には常にプログラムが動き、インターネットによる送受信データを常に監視して、LANシステムや記憶媒体からの感染を防ぐことができます。またソフトウェア以外にも、インターネットのプロバイダーなどのウイルス対策サービスを利用する方法があります。パソコンの使用内容に合わせて、ソフトウェアやサービスを利用することをお勧めいたします。

怪しいホームページやメールに注意する
ウイルスは悪意のあるホームページや、迷惑メールとされるものに添付されたり配布される特性があります。普段より不審なメールの添付ファイルやリンクなどはむやみに開かない悪意のあると思われるホームページにはアクセスをしない、といった対策を心がけましょう。

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